企業はどんな人材を求めているのでしょうか
自立の最初の関門として就活があります
自己分析したり企業研究したり
準備が大変です
その中で相手の企業が
どんな人材を求めているのかを
知るのは就活の第一歩です
有る有名企業の人事部長が
「企業が求める人材像」について
大学で講演されたそうです
お話を聞かれた先生に先日お話を伺いました
■意地悪質問1
企業が求める人材とはどんな人材でしたか?
「グローバル人材」です
え~っと、それは一昨年の話で
去年は「自分の考えを言える人材」でした
えっ、企業が求める人材が毎年変わるのですか?
う~ん、そう言われるとおかしいですね
その人材像とは、人事部長のお考えでしょうか?
いゃ・・・、社長から
「こんな人材が欲しい」と
言われたそうです
すると人事部長は社長の指示を
そのまま仰っているだけ?
ならば、その方は
「自分の考えを言える人材」ではない?
つまりその企業が求めている人材ではない!
えっ?!
■意地悪質問2
その会社が100人採用するとして
全員グローバル人材を採用できたら
どうなりますか?
それは素晴らしいですね!
グローバル人材が欲しいと言う事は
・社内に十分なグローバル人材がいない
・つまりこれからグローバル化を展開したい
・グローバル人材を必要とする仕事は
今はまだ多くない
・今後増加する
そこで新卒全員をグローバル人材で採ったら
グローバル人材は余る
その分他の必要な人材が不足します
可笑しいと思いませんか?
そう言われればそうだけど
じゃあなぜ社長は
「グローバル人材を採れ」と
言ったのでしょうか?
それは、「企業が求める人材ではなくて
今企業に足らないと思う人材」のことを
言っているからです
言換えると
今足らない人材は重要な人材だが
そんなに多くは必要ない!
■あなたの取るべき戦略
仮に「弊社はグローバル人材を求めている」
と言われて
あなたがグローバル人材なら
それを売りにすれば良いでしょう
しかし、あなたがグローバル人材でないのに
無理にグローバル人材だとESに書いたり
面接で訴えたりすると
小さな枠のグローバル人材の中で
選に漏れる可能性が大です
ではどうすれば良いのでしょうか?
あなたは あなたの得意とする所を
アピールすれば良いのです
でもそれで不採用に成ったら?
それでいいじゃないですか
素顔のあなたと
その企業の相性が悪かったのだから
本来の自分を偽って入社して
職場に適応できなかったり
メンタルになるケースを多く見ます
それは 本人にとって
そして企業にとっても不幸です