親子喧嘩 その原因と対応
自立し家庭を持ちそして
たいていの家庭で起こるのが
親子喧嘩 親子の断絶
これを経験されていない方は
庵主の経験ではほんのわずかです
両親と子供の兄弟関係の違いや
動物的本能によって
必然的に摩擦が起こりがちです
親と子のどちらに原因があるのでしょうか?
どちらに原因があるのではなく
親子喧嘩は必然です
■その1 兄弟関係の違い
親が長男あるいは長女で
子が次男次女である場合
或いは
親が次男次女で
子が長男長女である場合
考え方や行動が異なるので
お互い相手を理解しがたく
断絶が生じがちです
長男長女の性格
長男長女は親にとって初めての子供で
どう育ててよいのか戸惑って
心配が多く何かと子供に口出ししがちです
子供にとって親はうるさい存在で
一方何時もかまってくれる
面倒見てくれる存在でもあります
何時も親にかまってもらっているので
自分からあまり人に働きかける事を
せずに育ちがちです
親に色々言われて育つので
それをうるさいと思いながらも
物事をきちっと行う性格の方が多いです
結果として次男次女より
コミュニケ―ショーン能力が劣る反面
独立精神が旺盛で
人目をあまり気にせず
わが道を行くタイプが多いです
次男次女の性格
次男次女になると親も子育てに慣れてきて
長男長女の時のように
何かと心配する事もなくなり
その分口出しもしなくなります
そこで次男次女は親の気持ちを
自分に向けようと努力します
また長男長女の目を盗んで
長男長女が大事にするおもちゃで
遊ぼうと様子を伺います
このような経験で次男次女は
人を観察しコミュニケーション能力が
鍛えられます
一方常に人の目を気にするので
人に無視されると精神的に
まいりやすい傾向があります
親と子の兄弟関係が違うと
長男長女の親から次男次女の子供を見ると
あまり問題になりません
一方次男次女の親から長男長女を見ると
頑固で言う事を聴かない
人とのコミュニケーションができないと
心配になりがちです
■その2 動物的本能による摩擦
一般的に動物は自分の周りで得られる
獲物が限られています
子育てが終わり子供が大きくなると
食料が足らなくなります
そこで子供が成長すると
親は子を追い出し
子は親から離れようとします
人間もこの動物時代の習性を
本能的に持っています
子供の反抗期はここに
起源が有ると考えられます
反抗期になると
子供は親に対して理由もなく本能的に
反抗して離れようとします
しかし人間なので自分の行動を
正統化しようと
無意識に反抗する理由を創ります
親のここが許せない
あそこが嫌いだ不潔だ
などと理不尽に無理やりあげつらいます
親が悪いわけでも
子供が悪いわけでもありません
生い立ちによる性格の違いや
本能的に湧き上がる感情が
そうさせるのです
そこの所を親子が理解できれば
反抗期も少しは穏やかになるでしょう
しかし反抗期は親から自立を
目指す過程ですので
人間と進化した今でも必要です